Xcode4.3で「User Defined Runtime Attributes」を試してみる。

iOS5、Xcode4.3から使えるようになった。
「User Defined Runtime Attributes」を試してみました。

この仕組みを使えば、自分で作ったUIのサブクラスに特定の値を用意し、
実行時に設定される値をInterfaceBuilder(以下IB)であらかじめ決める事ができます。

今回は自作クラスではないですが、
「User Defined Runtime Attributes」の使用方法を以下の2つのViewを使って試してみます。

以下のようなView構成で、
一番上の「 うす黄色ビュー」から、IB上でsuperview.backgroundColorにアクセスし、
親の「フェイスブックっぽい色ビュー」を「実行時に赤い色に変える」という事をしたいとします。


その場合、まずは「うす黄色ビュー」を選択して、


「Runtime Attributes」にドット構文でアクセスする事ができます。
自分で作ったクラスのプロパティにも同様にアクセス可能です。


もし、こんなエラーがでたらInterface Builder DocumentでつかうXcodeのバージョンが古いという事なんで、

error: Illegal Configuration: xxx type user defined runtime attributes with Xcode versions prior to 4.3


開発に使用するXcodeのバージョンが、Xcode4.3になっているか確認してみて下さい。


実行結果です。親のビューの色を予め指定できるなんて柔軟ですね。
少しずつ簡単に開発ができるようになっていきますね。